虫歯の進行

本日は虫歯の進行についてお話ししていきます🦷


まず、歯の組織は上から エナメル質 象牙質 歯髄 に分けられ、

虫歯の進行度は CO  C1  C2  C3  C4 の5段階に分けられます。 

CO
初期の虫歯症状で、歯の表面のカルシウムの溶け出しが起こっているため、フッ素入りの歯磨き粉を使い再石灰化することが可能です。
ですが、この段階では自覚症状がないため自身での判断が難しい段階です。そのため歯科の定期検診で判断してもらいましょう。

C1
次の段階では、歯の表面のエナメル質の溶け出しが起こり始め、この段階でもお痛みはないものの、

COの状態よりも溶け出しが進行している状態です。

こちらの段階でも処置はなく経過観察を進めることが多いですが溶け出しの範囲によっては

治療をする場合もございます。

C2

次の段階ではたまにしみる症状がでて、範囲も少し広がっているため治療が必要となります。

この段階での治療はそんなに範囲も広くないため、虫歯の部分を部分的に削り取って、

その空いた部分に樹脂のような詰め物をして終了となります。

そのためほとんどの場合治療は当日に終了いたします。

(虫歯の範囲や場所によっては、型取りをして当日に装着する場合もございます。)

C3

虫歯が神経まで達している状態です。

この段階では、虫歯が歯の神経にまで到達しており、炎症を起こしている状態となります。

自覚症状として激しい痛みがあり、

根管治療を行い神経まで到達している虫歯をきれいに取り除き、

大きさによって、詰め物や被せものを行っていきます。

C4

虫歯が歯の根元まで進行し、歯ぐきから上の歯がほとんど溶けてなくなっている状態です。

C3の段階と同じように根管治療を行っていき、

大きさに合わせた

被せもの、詰め物の型取りを行っていきます。

ですが、虫歯の範囲が大きく、深いところまで進行していると、

場合によって抜歯が必要になってくるケースもございます。

虫歯は初期の状態であると、そのままの歯の形状を保ったまま治療を行えますが、

だんだん進行していくと、被せものが必要になる場合もあるため、

定期健診で虫歯がないか、または、初期虫歯が進行していないかの確認を行いましょう。