こんにちは
名駅アール歯科・矯正歯科です。
本日は、『加速矯正装置』についてお話していきます。
目次
１加速矯正装置とは
２加速矯正装置の効果
３加速矯正装置のメカニズム
４加速矯正装置の使用方法
５まとめ
≪加速矯正装置とは≫
ワイヤー矯正やインビザライン矯正を行う際の補助装置で、矯正のスピードを速くしてくれ、矯正中の痛みを軽減してくれる装置で、加速矯正装置の1つです。
≪加速矯正装置の効果≫
加速矯正装置にはオルソパルスやｐbmなどの装置があります。
オルソパルス＝Ortho Pulseです。
Orthoは矯正、Pulseは波動を意味しています。
加速矯正装置は歯の歯周組織に近赤外線を照射します。
近赤外線は太陽光線に含まれます。全く同じ近赤外線ではないですが、私たちの生活ではテレビやエアコンのリモコンなどにも使用されています。
オルソパルスの近赤外線の波長は850nmで、この波長を細胞に照射するとPhotobiomodulationという効果が表れます。
【Photobiomodulation】
Photobiomodulationは主に以下の3つの効果を指しています。
・ATP（Adenosine Triphosphate）の産生
ATPは生体共通ののエネルギー源になります。
・NO（Nitric Oxide）の産生
NOは血管拡張の作用があるため、痛みを軽減する効果があります。
・ROS（Reactive Oxygen Species）産生
ROSは抗炎症作用に寄与します。
このPhotobiomodulationという効果によって歯の移動が早くなります。
≪加速矯正装置のメカニズム≫
先ほどお話したように、オルソパルスは装着すると、近赤外線が照射されます。
その際850nmの近赤外線をあてる事によってPhotobiomodulationが生じますね。
その近赤外線は歯周組織に浸透し、照射された歯周組織は、血流の増加、個々の細胞活性が高まります。
歯の周りの組織はこのようになっています。
歯を動かすためには、歯を支えている歯槽骨や歯根膜のリモデリングが必要です。
リモデリングとは、矯正治療で歯を動かす際に歯が動く方向の歯槽骨は吸収し、移動と反対側は骨の添加が生じます。これを骨のリモデリングと言います。これを繰り返すことによって、骨の中を歯が少しずつ動いていきます。
リモデリングの効果を早めるのが、加速矯正装置の役割です。
≪加速矯正装置の使用方法≫
オルソパルスはインビザラインなどの装置をつけたまま使用します。
（ワイヤー矯正の場合もそのまま使用可能です。）
STEP１. 照射前に充電の確認を行いましょう。
STEP２. 充電が完了するとランプの点滅がなくなります。
STEP３. 5分間上顎の歯列に照射します。
STEP４. オルソパルスを反対側にして、下顎の歯列に5分間照射します。
≪まとめ≫
いかがでしたか？
加速矯正装置は、①矯正期間の短縮 ②矯正中の痛みの軽減の役割を果たします。
ワイヤー矯正に比べてインビザライン矯正は抜歯症例の場合矯正の期間が長くなってしまいます。
インビザラインの場合は通常7日交換が３～４日交換になるため矯正の期間がかなり短くなります。
インビザラインで矯正を行う際にはとてもおすすめです。
オプション料金はかかってしまいますが、メリットがかなり大きい装置になっています。
気になった方は矯正相談の際に聞いてみてください。
≪名古屋アール歯科・矯正歯科でのマウスピース矯正について≫
≪名古屋アール歯科・矯正歯科でのワイヤー矯正について≫
名古屋アール歯科・矯正歯科では、前歯部の矯正でも全体矯正でも患者さんの負担をなるべく少なくするために、基本的に追加のオプションの料金をいただいておりません。
矯正後はリテーナーを装着していただき、矯正後の後戻りを防ぎます。
３カ月ごとの健診に来ていただいた場合、新しいリテーナーを無料でお渡しします。
名古屋アール歯科・矯正歯科では、矯正相談を随時無料で行っています。
普段、お仕事や家事などで矯正の相談に行けないと多数のお声をいただいていたため
名古屋アール歯科・矯正歯科では隔週の日曜日の１５時までに診療を行っています。
是非、矯正を少しでも考えている方はお気軽にご相談ください。
名古屋アール歯科・矯正歯科 歯科医師 古田
愛知学院歯学部卒業後、刈谷市の二村医院で臨床研修を行う。
その後3年二村医院にて臨床を行う。
２０２０年に医療法人清翔会に入社。
当院では患者様との連絡をしっかりと取っていくためにＬＩＮＥ登録をお願いしております。
お手数ですが、宜しくお願いします。
住所 〒450-0002 名古屋市中村区名駅4-10-25 IMAIビル11F
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清翔会公式YouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCBMHkU2cvEppvq-Fj9wc3uQ
この記事の監修者について
小池陵馬
医療法人清翔会理事長
名駅アール歯科・矯正歯科など歯列矯正専門歯科6医院を経営。
透明マウスピース矯正のインビザライン治療で日本でわずか20名だけのプラチナエリート表彰を3年連続受賞。業界でもトップクラスの矯正治療症例数を誇る。
【経歴】
H16年 愛知県立岡崎高校 卒業
H16年 広島大学歯学部 入学
H22年 広島大学歯学部 卒業
H22年 歯科医師免許証 取得
H23年 臨床研修修了 登録
H23年 岡崎エルエル歯科・矯正歯科 副院長
H25年 エスカ歯科・矯正歯科 院長
H28年 医療法人清翔会 設立
H28年 理事長 就任
H28年 名古屋みなと歯科・矯正歯科 開院
H28年 とし歯科 矯正監修
【所属団体】
日本顎咬合学会 認定医
インビザライン 認定医
インコグニート舌側矯正 認定医
日本成人矯正学会 所属
日本矯正学会 所属
名古屋市立大学口腔外科 非常勤歯科医師Tweed Pre-Tucson コース
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