こんにちは🦷✨
キシリトールが歯に良いというお話はきっと耳にしたことがあると思います。では、キシリトールガムには市販のものと歯科専用があることをご存知ですか?
『キシリトールとは?』
キシリトールとは白樺などから作られた代替甘味料のことです。砂糖と同じ位甘いのに、虫歯菌の餌になりにくく、虫歯菌の働きを抑える効果があります。
コンビニなどで売られているキシリトールガムのほとんどは、キシリトールの他にも甘味料を使っている場合があります。
しかし、歯科専売のものはキシリトール100%のもので、より虫歯予防に効果的です。
『どれだけ摂取し続けると効果がでるのか?』
1日の合計量として5〜10gを、3〜4回以上の回数に分けて摂取すると齲蝕予防効果を期待できます。
歯科専用キシリトールガムの場合1日4回以上をおすすめします。さらに歯科医院専売ガムを朝、昼、晩、寝る前の歯磨き後に20分咬むと最も効果的です。
また、硬さも市販品の約2倍あります。キシリトールの甘みはすぐなくなってしまいますが、15~20分は咬み続けましょう。長い時間歯の表面に触れるとともに、だ液がたくさん出てきて虫歯予防の効果が高まります。
天然の成分ですので薬品のような即効性の効果はありませんが、2週間目ころからむし歯の原因菌数の減少が始まり、さらにローリスクのレベルまで達成するいは少なくとも約3ヶ月を要します。その効果を有効に持続させるには1〜2年の摂取が必要とされます。
『虫歯予防としてキシリトールを摂取するときの注意点』
①キシリトールの含有率が50%以上あること
キシリトールの含有率はキシリトール(g)÷炭水化物(g)×100 で計算出来ます。
※炭水化物とキシリトールの分量が限りなく近いものを選ぶのもポイントです!キシリトール含有率50%は虫歯予防効果の最低ラインで、出来れば90%以上が理想的です。これらの観点から歯科医院専売品は100%ですので虫歯予防には最適といえますね☺
🌟ボトルやジッパー袋の左上に歯科専用と記載があるのがキシリトール100%ガムです。市販の物にはこの表記がありません😲
②糖類が0gであること
③酸性物を含まないこと
クエン酸や果汁入りなどのものは避けるとよいでしょう。その酸性度にもよりますが、脱灰の危険性がないとは言えないからです。
『まとめ』
歯科医院専売のキシリトールガムはキシリトール100%!
妊婦さんにも安全です。特に産後、乳幼児へのむし歯菌の感染が抑えられると言われているので、むしろ妊婦さんにとってはもってこいの予防法と言えるかも知れません💗
しかし、むし歯はキシリトールを摂取するだけでは防げません。
毎日のブラッシングをきちんと行い、定期的な歯科検診や食生活が重要です。
当院でも歯科専用ガムの販売を開始いたしました!ご希望の方はスタッフまでお声がけください☺