みなさまこんにちは!
歯や口の中に不具合を感じたとき、歯医者さんでは様々な検査を行います。
視診・触診をはじめとして、口腔内写真撮影やエックス線写真撮影などは経験したことがある人も多いでしょう。
そうした検査のひとつに、EPT(電気歯髄検査)というものがあるのをご存知ですか?
今回はちょっと聞き慣れないという人も多い、この検査方法について説明したいと思います。
EPT(電気歯髄検査)とは
EPTは電気歯髄検査のことをいい、歯髄が生きているかどうかを診断するために行っている検査方法です。
歯に電流を流して痛みを感じればその歯は生きているし、反応がまったくなければその歯は死んでいると診断できます。
歯に電流を流して痛みを感じればその歯は生きているし、反応がまったくなければその歯は死んでいると診断できます。
反対に少しの電流でも強い痛みを感じるようなら炎症が強いことが分かり、とても強い電流でやっと痛みを感じるようならその歯はほとんど死にかけていることが診断できます。
EPT(電気歯髄検査)ってどんなふうに検査するの?
☆EPT検査はどのように電流を流すのか?
デジテストという電動歯ブラシみたいな電気歯髄診断機を歯に当てて通電させます。
スタートボタンを押すと通電が始まって、だんだん電気刺激が強くなりますが、痛い!と感じたら当院ではすぐに手を挙げて知らせてもらうようにしています。
その時点での数字がデジタル表示され、それを診断の基準にします。
スタートボタンを押すと通電が始まって、だんだん電気刺激が強くなりますが、痛い!と感じたら当院ではすぐに手を挙げて知らせてもらうようにしています。
その時点での数字がデジタル表示され、それを診断の基準にします。
EPT(電気歯髄検査)は、どんな時にするの?
・大きな虫歯があって神経への感染が疑われる場合
・エックス線写真に影が映っている
・歯根に嚢胞が見られる時、歯髄への感染の結果であるかどうかの診断をする場合
EPT(電気歯髄検査)を使用出来ない方はいるの?
使用出来ない方
・心臓ペースメーカーを装着している方
正確な判断が出来ない方
・鎮痛剤や精神安定剤を服用している場合
・歯の修復物が大きい場合
多少なりとも痛みを伴う検査ですので不安を感じる患者さんもいますが、実際には検査することによってより正確に診断をすることができるだけでなく、不必要な痛みや麻酔を軽減させることができます。
EPT(電気歯髄検査)をすすめられた際には、問診時に既往症の有無や実際にどんな痛みなのかなどの説明をしっかり受けるなど、納得して受けるようにしましょう!