みなさまこんにちは!
本日は歯磨きをすることによって、歯が削れるのかお話したいと思います。
☆歯磨きに必要な時間の目安は最低3分間
・ 朝3分、夜3分、仕上げ磨き3分
歯磨きは、「1日3回」や「1日1回」など様々な説がありますが、歯医者さんは「1日2回」を推奨しています。
組み合わせとしては、朝・晩の2回です。
朝の歯磨きは、就寝中に溜まってしまった汚れを落として口臭を予防します。
夜は、就寝中に細菌が増えやすいので、食べかすをきれいに掃除して細菌の繁殖を防ぐための歯磨きです。
時間については、最低3分間は磨きましょう!
上下永久歯が生えそろっていれば全部で28本の歯がありますが、1本につき10~20回小刻みに動かしていると3分間を下回ることはありません。
小学校に上がるとやめてしまう方も多いですが、6歳臼歯が生えてきて、上手に磨くのが難しい時期なので仕上げ磨きは必須ですので、子供の場合、夜は仕上げ磨きをプラスしましょう。
・3分間の歯磨きの後はデンタルフロスでケア
歯と歯の間はブラシが入りにくく、歯ブラシだけでは十分にケアできず、虫歯になってしまうことも多いですよね。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスも使用することで、よりきれいなお口の中を守ることができます。
歯ブラシだけで磨いた場合と歯ブラシにデンタルフロスをプラスした場合を比較すると、なんと20%もプラークの除去率が高いのです。
子供がデンタルフロスを使う場合には、持ち手ありのタイプのものが使いやすいので、おすすめですよ。
・時間の長さよりもキレイになっているかが鍵
10分間歯磨きをしたとても、プラークが除去できていなければ、十分な歯磨きとはいえませんよね。どれだけ時間をかけたかよりもどれだけ磨けているかのほうが重要です。
歯磨きの目的は口の中をきれいにすることであり、極端にいえば口の中のプラークがすべて除去できるなら、1分間でも十分なのです。
歯磨きの時間が長過ぎると弊害も!!
・エナメル質が削れる
歯磨きの最低時間は3分ですが、長く磨けば磨くほど効果があるのでしょうか?
実は、長く磨きすぎると、歯を傷つけてしまう危険がありおすすめできません!
歯磨きをしすぎてしまうと、歯のエナメル質は削れや傷がついてしまいます。触ると硬いため、「歯磨きくらいで…」と思うかもしれませんが、磨き過ぎも知覚過敏の原因となります。
これは決して特別な例ではありません。
このことは、子供の歯磨きでも注意しなければなりません。力加減が分からず、ゴシゴシ磨いていませんか?子供の力であっても長時間磨くと影響がでます。親御さんが「虫歯にしないために」と、仕上げ磨きを頑張りすぎて、エナメル質に傷を付けてしまうこともあります。
歯磨きの目的は、プラークを落とすことです。うがいでは落ちづらいですが、100~150gくらいのブラシ圧で1本の歯を10~20回磨く程度で落とすことができ、長時間歯磨きする必要はありません。
・歯肉が傷むことも
エナメル質に傷がついてしまう可能性がある長時間の歯磨きですが、歯肉の退縮、フェスツーンというタコができるなど歯肉にも影響を及ぼします。
歯や歯肉は思っている以上にデリケートで、歯ブラシでも簡単に傷付けてしまうので、適切な力や時間を守って歯磨きをしましょう。