みなさまこんにちは😃
名駅アール歯科・矯正歯科でございます。
保険の銀色の歯は口を開けた時に”キラッ”っと目立ってしまうため、歯を白くしたい!と考えている方が、多くいらっしゃるとおもいます。
本日は、銀歯からセラミックやジルコニアに交換する良い点は何かご説明させて頂きます。
特に、セラミックの歯は色やツヤが自然歯に近いため、前歯のような審美性が求められる治療に適しています。
そして、セラミックのメリットは見た目だけではありません!!!
セラミックには、銀歯にはないさまざま利点があることから、最近はセラミックを選ぶ人が増加しています。
歯科治療に使われるセラミックの主な種類
セラミックと言っても、種類によってさまざまな特徴がありますので、治療の内容や部位によって使い分けられています。
セラミック
セラミックとは、ポーセレンと呼ばれる歯科用陶材のことです。金属の土台に焼き付けるメタルボンドのほか、金属を一切使わないオールセラミックやラミネートベニアなどに用いられます。
ハイブリッドセラミック
ハイブリッドセラミックは、セラミックにレジン(プラスチック)を混ぜたもので、セラミックのみの補綴物に比べて透明感やツヤは劣りますが、安価な価格で作製することができます。
しかし、レジンには水分を吸収する性質がありますので、コーヒーやお茶の着色を吸収し、何年か経つと変色してしまう恐れがあります。
ジルコニア
人工ダイヤとして知られるジルコニアは、生体親和性に優れているのが特徴で、強度が非常に高いため、噛む際に力がかかる奥歯やオールセラミックのフレームなどに使われます。
ガラスセラミック(e-max)
ガラスセラミックは、e-max(イーマックス)と呼ばれる比較的新しい素材です。高強度にもかかわらず摩耗性が高いことから、噛み合わせた際に対向する天然歯を痛めることもありません。
セラミック治療の5つのメリット
セラミックは、従来は陶器と同じように高温で焼き固めて作られていましたが、最近では、あらかじめ焼き入れをしたセラミックの塊を使って、コンピュータで設計から製作までを行うCADCAMが一般的となってきました。
セラミックによる歯科治療には、次のようなメリットがあります。
1.天然歯のような透明感・ツヤがあり目立たない
セラミックは、保険治療の対象となるプラスチック(レジン)とは違い、天然歯に近い透明感やツヤが得られることから、前歯に入れても自然でほとんど目立ちません。
2.表面に傷がつきにくく、汚れにくい
銀歯は表面に細かな傷がつきやすいため、表面に汚れが付きやすいという欠点があります。それに対し、セラミックは硬くて傷つきにくいため、銀歯のような汚れは付着しません。
3.金属アレルギーの心配がなく、体への影響が少ない
セラミックは、銀歯のような金属アレルギーの心配がない上、メタルタトゥーのような歯肉への影響もありません。
4.劣化しにくい・変色しない
セラミックは通年劣化が起こりにくく、ほとんど変色が見られないのが特徴です。そのため、銀歯に比べて二次カリエスも少なく、長く使い続けることができます。
5.補綴物の精度が高いため、虫歯になりにくい
患者様の歯の模型をスキャナーで読み取ったデータをもとに、CADCAMで設計・製作した補綴物は、正確性が高く歯にぴったり合うため、虫歯になりにくいという利点があります。
セラミック治療のデメリットは?
セラミックには銀歯にはない優れたメリットがある一方で、残念ながらいくつかのデメリットがあります。セラミックのメリットとデメリットの両方を理解した上で、銀歯とセラミックのどちらを選ぶか判断することが大切です。
1.保険がきかない・高額である
セラミック治療は審美性を高めるために行うことから、保険が適用されないため、銀歯に比べて治療にかかる費用が高額になってしまいます。
(当院ではe-maxクラウンの価格は78,000円で入れることが出来ます。)
2.強い衝撃がかかると割れやすい
セラミックは高強度である反面、強い力がかかると割れやすいという性質があります。
そのため、「奥歯には強度の高いジルコニアを選ぶ」「歯ぎしり防止のため就寝中にマウスピースを装着する」などの対策をとる必要があります。
また当院で定期健診に通って頂ける患者様には、保証期間もございますのでご安心下さいませ。(ジルコニア5年間、セラミック・ハイブリット2年間)
銀歯による虫歯治療のデメリット
一般的に金属製の補綴物のことを銀歯といいますが、実際に銀で作られているわけではありません。
歯科用金属にはいくつかの種類がありますが、保険治療では金銀パラジウム合金という貴金属系合金が最も多く使われています。
(金銀パラジウム合金とは、金・銀・パラジウム・銅のほか、インジウム等を含む金属です)
安価で強度が高いというメリットがある反面、金銀パラジウム合金で作製された銀歯に使うことにより、次のようなリスクが高くなります。
1.歯科用金属アレルギー
歯科用金属アレルギーとは、唾液に溶けてイオン化した金属が、体内に取り込まれた後でタンパク質と結合することにより、異物(アレルゲン)とみなされて起こるアレルギー反応のことです。
銅やパラジウムのほか、まれに金や銀に対してアレルギー反応を起こす人は、金銀パラジウム合金で作られた銀歯を入れた場合、アレルギー症状が起きる可能性があります。
2.二次カリエス
二次カリエスとは、虫歯治療を行った歯で二次的に起こる虫歯のことで、金属の詰め物や被せ物にした場合、二次カリエスが起こりやすくなります。
二次カリエスの主な原因としては、銀歯の劣化があげられます。金属が酸化することによって、徐々に歯と銀歯の間に隙間ができて、虫歯ができやすい状態になるのです。
3.メタルタトゥー
銀歯や金属製のフレームの差し歯を入れた際に、溶け出した金属イオンが歯肉に沈着し、歯と歯肉の境目に黒っぽい線が現れること(メタルタトゥー)があります。
メタルタトゥーは、歯肉が痩せて歯根が露出してしまった場合、さらに目立ちやすくなるため、前歯のような審美性が求められる部分の治療には注意が必要です。
治療や審美のご相談は無料で行っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせ下さいませ😃